みんな「みーっつ! みんな笑顔であかるい世界!」
ドンちゃん「よし、今日も仕事始め!」
・・・
ルギア君「よし、じゃあ、今日も kdenlive の使い方を説明しよっか。」
キリルン「あれ? 直ってる・・・」
ドンちゃん「つまらんな。」
ルギア君「今日は、テロップの入れ方を説明するぞ。」
キリルン「はい。」
ルギア君「あ、その前に inkscape をインストールしておくのをお薦めする。」
ドンちゃん「絵描きだな。」
ルギア君「うん。kdenlive だけでもできるんだけど、あまり使い勝手が良く無いから、inkscape を併用するデス☆」
キリルン「あれ? 戻った・・・」
ルギア君「まずは、inkscape でテロップを作成します。最初から動画のサイズに合わせて置くとただ単に重ねるだけで済むよ。」
ドンちゃん「へぇ。」
ルギア君「ただフルハイビジョンだと 1920×1080 だから大量にテロップを作成するとハードディスクを圧迫するかも知れないね。」
キリルン「たしかに。」
ルギア君「テロップを inkscape で作ったら PNG でエクスポートしてね。」
ドンちゃん「なんで PNG なんだ?」
ルギア君「PNG が透明度まで綺麗に出力できるからね。どっちにしても inkscape は PNG にしかエクスポートできないよ。」
ドンちゃん「そうなのか。」
ルギア君「ま、とりあえずサンプル置いておくよ。自由に使って構わないよ。」
(プロジェクトを VGA NTSC (640×480) にしてお使いください。)
ルギア君「テロップを貼る時は、テロップを貼りたい動画の上にこの静止画を入れて、このふたつトラックの間に場面遷移を挿入して、タイプを Composite か Affine Composite にするんだ。」
ドンちゃん「ほう。」
ルギア君「単に合わせるだけ、もしくはワイプと組み合わせるなら Composite、動きを付けたいなら Affine Composite を選ぶんだ。」
ドンちゃん「なるほど。」
ルギア君「流れるテロップを作りたければ Slide でできる。」
ドンちゃん「位置がズレとるな。」
ルギア君「そういうときは、場面遷移のしたの方にある歯車のボタンから Geometry を選んで調節すればいい。Size から大きさも変えられるけど、あまりお薦めはできないかな。」
ドンちゃん「なあ、流れる長いテロップってどうすればいいと思う?」
ルギア君「ああ、スタッフロールみたいなやつね。」
ドンちゃん「そうそう。」
ルギア君「それは、ちょっと難しいけど慣れればなるほどと思えるからがんばってついてきてね。」
ドンちゃん「ほい。」
ルギア君「まずでかい紙にロールを全部書き出す。」
ドンちゃん「はあ。」
ルギア君「まあ、今回はネタがないと思うから、適当に作ってみたから使ってみてよ。」
(リンク先のオリジナルサイズ (1920×480) をダウンロードしてお使いください。)
ドンちゃん「なんで『撮影』がひらがななんだ?」
ルギア君「このフォントは常用漢字が出揃ってないから。まあ、そんなことはどうでも良いんだ。」
ドンちゃん「で、どうするんだ?」
ルギア君「ま、これはテレビ番組で良く見掛けるタイプ、横にスクロールするやつね。で、まずは普通に Composite として合成する。」
ドンちゃん「それだと、すごい小さくなるな。」
ルギア君「うん。だからまずはもとのサイズに戻そう。さっきの歯車のアイコンのボタンから Resize、Original Size と選ぶ。そうすると、もとのサイズに戻って右にはみだしたね。」
ドンちゃん「ふむ。」
ルギア君「いま、一番最初のフレームでは画面の右端にロールの左端が来ていれば良いね。だから、Geometry で X *1に作っている動画の画面幅*2 *3を入れる。そうすると、赤い枠が白い枠の右隣に来るね。これが最初の状態。」
ドンちゃん「うん。」
ルギア君「で、青いカーソルを動かして一番最後に合わせよう。歯車のアイコンのボタンの3つ右にある新規作成みたいなボタン、これは Add keyframe っていうツールチップが付いているんだけど。これを押すと青い矢印の上に赤い矢印がつく。これがキーフレームである印なんだ。」
ドンちゃん「ほう。」
ルギア君「で青いカーソルを一番最後に合わせた状態で Geometry の X にロールの横幅*4 にマイナスを付けた値*5を入れる。そうすると、赤い枠の右端が白い枠の左端に合うね。」
ドンちゃん「あうね・・・」
ルギア君「で、ここからがおまじない。再生してみなさい。」
ドンちゃん「うん。」
ルギア君「あら不思議、スタッフロールのできあがりだ。」
ドンちゃん「おお、すごい。」
ルギア君「途中で止めたければ、途中にキーフレームを入れて、最後のキーフレームを抹消すればよい。抹消は×印のボタンね。」
ドンちゃん「へぇ。」
ルギア君「応用すれば車のナンバープレートに『自重』を貼りつけることもできるかもね。」
ドンちゃん「なんだそれ。」
ルギア君「何事も経験が大事。失敗は成功のもと。いろいろいじくってみると自然と使えるようになるさ。」
ドンちゃん「いきなり何だ?」
