カイン君「おはよう、ルギア君。」
ルギア君「うん? ああ・・・眠い・・・」
カイン君「今日は重要な発表をするんでしょ? もうみんな集まってますよ。」
ルギア君「・・・!」
・・・
みんな「みーっつ! みんな笑顔で明るい世界!」
ルギア君「昨日、見た者もいるだろうが、この方が前に話した人間の方で、『ジル』と言う。」
ジル「よろしくお願いします。」
ひそひそ「ルギア君は大丈夫なのかしらね。」
ひそひそ「さあ。殺されちゃうんじゃない?」
ルギア君「みんな、静かに!」
ルギア君「行く当てがないというか、ここに居たいということなので、4階の正面側の倉庫だったところにあらたに部屋を作って住んでもらうことになった。みんな仲良くしてあげてくれ。しばらくの間はまだ武器は護身用に持っているということだけど、誰一人として殺しはしないと言っていたのでその言葉を信じてあげてくれ。」
みんな「・・・」
ルギア君「頼む。」
ドンちゃん「俺は問題ないと思うぜ。少し話した感じではだがな。」
キリルン「そのまえに、なぜジルはこの世界に来たのでしょう?」
ルギア君「それはこれから調べる。」
キリルン「そうですか。」
ドンちゃん「わかったら仕事始め!」
・・・
ジル「仕事って私は何をすれば良いのですか?」
ルギア君「キミには何も仕事が割り振られていないから気ままに過ごしてくれ。僕もそうだし、ミズちゃんやメガちゃんたちも仕事がほとんど無い。だから、キミもそのうちの一人だ。」
ジル「そうですか。」
ルギア君「とりあえず、昨日挨拶できなかったポケモンに挨拶でもしてくれば良いだろう。昨日教えた分のルギア君語があれば十分だよな?」
ジル「はい。」
・・・
ルギア君「ふう。文学の試験は面倒くさいな。」
ルギア君「まずだいたい知っている虚構作品が片手で数えられる位しかない。たぶんそれ以上見聞きはしているだろうが、頭からストーリーは抜けているだろうな。」
ルギア君「2番目は授業を聞いていないので無理だしね。」
ルギア君「3番目は要は『似たようなもの』ってことだけどね、文章には無理だね。」
ルギア君「4番目は・・・」
キリルン「どうせ無理って言うんでしょ?」
ルギア君「うわっ! 何時の間にいたんだ?」
キリルン「最初から居ました。」
ルギア君「・・・」