メガちゃん「ところで、その計画にはいくらかかるの?」
ドンちゃん「うーん、322億2233万ポケぐらいだと思うぜ。」
メガちゃん「ひえー、そんな大金はどっから出てくるのかしら?」
ドンちゃん「いや、これは、人間の世界での話だ。」
メガちゃん「どういうこと?」
ドンちゃん「ルギア君が鉄道を作るって言っていたよな。」
メガちゃん「言ってたね。」
ドンちゃん「鉄道を作るには鉄が必要だ。でもこの世界にはコイルたちの体か、我楽多(がらくた)以外には、鉄がほとんど存在しない。」
メガちゃん「じゃあ、どうするの?」
ドンちゃん「地面を掘って掘って掘りまくって、鉄鉱石を見付けるんだ。それを精製して鉄にするんだ。」
メガちゃん「なんか日が暮れそうな計画ですね。」
ドンちゃん「で、その322億という数字は、その鉄鉱石を掘って鉄にすることを専門にしている人から買った場合の代金を含めている。」
メガちゃん「なるほど。ということは、すこし安くは済むんですね。」
ドンちゃん「ちなみに、さっき日が暮れそうだって言っていたけど、ガブちゃんが呼んできてくれる予定のガバイト軍団とコイルやレアコイルたちの協力プレイが成功すれば、以外に早く鉱脈が見付かる予定なんだ。」
メガちゃん「どういうこと?」
ドンちゃん「ガバイトは地面掘りの達人。コイルやレアコイルには磁石がくっついている。その磁石は鉄に反応して鉄をくっつける作用がある。だから、早く見付けられそうだということだ。」
メガちゃん「なるほどね。で、鉄を買う分を引いたらいくらぐらいになるの?」
ドンちゃん「うーん、そうだな。100億ぐらいにはなるかな。」
メガちゃん「まだ、気が遠くなるような数字ね。もっと安くならないの?」
ドンちゃん「鉄道を作るには鉄だけではダメで、銅やアルミも必要なのだ。これらは磁石が付かないので、探すのにちょっと一苦労する。おまけに、高校の化学で習うんだが、取った鉱石から純粋な銅やアルミにするのはものすごい大変な作業なのだが、この世界には、銅やアルミを売っているような・・・」
ラティアス「カクレオンはいるわよ。」
ドンちゃん「カクレオンだって銅やアルミは売らないし、第一、取った鉱石を銅やアルミにできるのは人間だけだぜ。」
ラティアス「なんか、未来から仕入れているらしいわよ。」
ドンちゃん「は? どうやって?」
ラティアス「そんな細かいことは私もわからないわ。でもとにかく、売っているらしいわよ。」
ドンちゃん「お金は皆が協力してくれれば0ポケにすることなんていくらでもできる。」
メガちゃん「・・・」
ドンちゃん「それに、いざとなったら、ミズちゃん*1とディアルガが未来へ行って買ってきてくれる。」
メガちゃん「ところで、私はなにをすればよいのかしら?」
ドンちゃん「じゃあ、運んできた資材とかの整理を頼んでもいいかな?」
メガちゃん「わかりました。重労働ですね。」
続くぜ。
