みんな「みーっつ! みんな笑顔であかるいあるぱ城!」
ドンちゃん「よし、今日も仕事始め!」
……………
ルギア君「眠いね。」
アルル君「寝れば?」
ルギア君「うわっ。いきなりなんだよ。」
アルル君「寝る子は育つ!」
ルギア君「…」
アルル君「あなたは、だんだん眠くな〜る。」
ルギア君「ZZZ。って、何時の間にそんな技を?」
アルル君「キルリンに教わった。」
ルギア君「教わるだけでできるものなのか。」
アルル君「ちゃんと君は寝てくれたじゃないか!」
ルギア君「成功率低め…と。」
アルル君「メモってどうする。」
ルギア君「次は引っかからないようにする。」
アルル君「…」
ルギア君「っていうかあいつそんなにレベル高かったんだ…。」
アルル君「やっぱり俺のやる『さいみんじゅつ』とキルリンの『さいみんじゅつ』は違うなぁ。」
ルギア君「そりゃあ、振り子振って『あなたは、だんだん眠くな〜る』って言うのとは違うだろう。」
アルル君「そうなのか…。」
ルギア君「そもそもキルリアを含めスリーパー以外は『さいみんじゅつ』やるのに振り子を使わないでしょ。」
アルル君「それは何時も見てないからわからない。」
ルギア君「(かけられた瞬間に寝ちゃうのか…) そのスリーパーも実は振り子は飾りで眠らせるのには別の方法を使っているんじゃないのか?」
アルル君「ふうむ。そうかもな。とりあえず、眠い時は寝る! それに限る。またな。」
ルギア君「なんだったんだ、いったい。だが、このせいですっかり目が覚めたな。」
……………
ルギア君「そういえば、あそこのマシンの電源が壊れて近くにあった適当な予備のやつに交換したんだが、いろいろあってないんだよね。」
キリルン「例えば?」
ルギア君「ATX 24 pin を挿さなければいけないのに電源は 20 pin しかなかったり。」
キリルン「それは問題ない場合も多いみたいね。」
ルギア君「EPS 8 pin を挿さなければいけないのに電源は ATX 4 pin しかないのでそれを挿してみたり。」
キリルン「それも場合によっては問題ないみたいね。」
ルギア君「それでも ATX 4 pin に挿すケーブルがないんだよ。」
キリルン「…」
ルギア君「本来だったら こんなの 買ってこなくちゃいけないんだろうけどね。わざわざ買ってくるようなマシンじゃないしね。しかも、これ、多分電源過大だろうし。ああ、そういえばマニュアルあったな。」
キリルン「最初からそれ見れば良かったじゃなイカ。」
ルギア君「…どうやら、挿さなかった ATX 4 pin は AGP Pro の補助電源だってさ。道理で挿さなくても動くのね。」
キリルン「AGP Pro …なんでまたそんなマシンを?」
ルギア君「よその研究室のお下がりだよ。」
キリルン「そういえば AGP Pro のビデオカードって見たことないわね。」
ルギア君「確かに…。」
キリルン「存在するの…?」
ルギア君「あった。これとかか。」
キリルン「なんかすごそう。」
ルギア君「今の GPU に比べれば大したことないんだろうな…。」
キリルン「あれ、案外いっぱいあるじゃなイカ。」
ルギア君「見た目は普通の GPU でも値段がすごいな。いわゆる『産業記念品』ってやつなのかな。」
キリルン「…」