バンギラス「・・・ここはどこだ?」
バンギラス「・・・そんな村聞いたことないな。」
ラプちゃん「そうです。」
バンギラス「『西の洞窟』を潜ったつもりだったんだが。」
ラプちゃん「じゃあ、そこの『北風の大地の洞窟*1』は『西の洞窟』につながっているんですね?」
バンギラス「そういうことになるな・・・それより、何か食わせてくれ。」
ラプちゃん「ここをあっちに行くとルギア君の家につながっています。ルギア君ならきっと何かくれるかも知れません。」
バンギラス「わかった。もし、ルギア君とか言うやつが食い物をくれなかったらおまえを食べるぞ。いいな?」
ラプちゃん「・・・」
バンギラス「腹が減って倒れそうなんだ。お願いだ。許してくれ。」
ラプちゃん「そんなこと言ってないで早く行ったらどうですか?」
バンギラス「は、はぁ・・・」
バンギラス「ひぇー、寒い・・・」
(バンギラスが家の前に来る。)
ルギア君(の声)「誰?」
バンギラス「『誰?』じゃない!! かの有名な『バンギ君』である!!」
ルギア君(の声)「誰ですかそれは?」
バンギ君と名乗ったバンギラス「・・・バンギラスです・・・それより早く何か食物をください!!」
ルギア君(の声)「しょうがないなぁ・・・」
(ルギア君がでてくる)
ルギア君「はい、どうぞ。」
バンギ君と名乗ったバンギラス「これじゃ足らん!!」
バンギ君(以下略)「どうも満腹感がえられなくて・・・」
カイン君「じゃあ、これをどうぞ。」
(カイン君はバンギ君に何かオレンジ色の液体が入った瓶を渡した)
バンギ君「なんだこれは・・・?」
カイン君「蜂蜜です。ビークイン*4かスピアーの集めた蜜のようです。」
カイン君「私もわかりません。何しろパルちゃんがくれたものですから。」
バンギ君「じゃあ、これで満腹にならなかったら、お前つまりジュカイン*6を食べてもいいな?」
バンギ君「・・・あまっ・・・」
(20分後・・・)
バンギ君「・・・はぁ、さてジュカインを食べるとするか。」
カイン君「ひーっ・・・」
ルギア君「待て。まだ瓶のなかに蜜が入っているだろ。」
バンギ君「甘くてくえん!!」
ルギア君「そうか、じゃあ、これはどうだい?」
(ルギア君がバンギ君に魚をあげる)
バンギ君「俺は魚食えない。海のポケモンじゃないから。」
ルギア君(わがまますぎるなぁ・・・)
(ドンちゃんがやってくる)
ドンちゃん「お前は何者?」
バンギ君「バンギ君だ。」
ドンちゃん「あっはっはっは・・・おもしろい名前だな。」
バンギ君「何を言う!!」
ドンちゃん「じゃあ、賭けをしようぜ。」
バンギ君「どんな?」
ドンちゃん「俺とお前が勝負してどちらが勝つかみんなに予想しにてもらう。もし、お前が勝って、予想が外れたポケモンがいるなら、そいつを好きなようにしてよい。」
バンギ君「よし、わかった。受けようではないか。」
ドンちゃん「では、誰にかけるか?」
ルギア君「あっ・・・バンギ君にかける。」
カイン君「俺もバンギ君にかける。」
ドンちゃん「俺もバンギ君が勝つと予想する。バンギ君は?」
バンギ君「そうか、そんなに俺が強いと思うか? 俺は俺が勝つと思う。」
ドンちゃん「よし、じゃあ、準備はOKだな・・・ピーーーーーーッ!!(口笛)」
(ロズレイドがムクホークに乗ってどこからともなくあらわれる*7 )
ドンちゃん「ロズレイド、バトルの審判を頼むぞ。」
ロズレイド「ドンちゃんVSバンギ君、試合開始!!」
(どこからともなく声が聞こえる・・・*8 )
ラティアス(の声)「あっ、ドンちゃんがいきなり飛び上がったわ!!」
ラティオス(の声)「『そらをとぶ』だな。」
ラティアス「バンギ君は『いわおとし』で攻撃したわ!! 空から岩が振ってきて、ドンちゃんにあたったわ!!」
ラティアス「効果は抜群だ!! ドンちゃんは地面に落ちてしまった!!」
ロズレイド「・・・(ドンちゃんをじっと見つめる)」
ラティアス「バンギ君がドンちゃんの尻尾の付け根を踏んで喜んでるわ!!」
ラティオス「おっ、ドンちゃんが起き上がろうとしている!! しかし、尻尾の付け根を押さえられているため起き上がれない!!」
ラティアス「バンギ君が至近距離で『はかいこうせん』を放ったわ!!」
ドンちゃん「ぎゃーーーーーああ・・・」
ぎこちない解説をどうも。
特にラティアス(ぁ
ロズレイド「・・・ドンちゃん戦闘不能、バンギ君の勝利!!」
バンギ君「炎・飛行タイプのリザードンなんか相手にもならなかったぜ・・・さてと、予想を外した人だな。」
ルギア君「・・・(にやにや)」
バンギ君「あーーーーっ!! 俺が勝っても負けても食べられないように仕組まれた!!」
ルギア君「あはは、引っ掛かるのが悪いんだぞ!!」
バンギ君「ここは『ららるーら村』と言ったな? くそぉ、覚えてろぉ!!」
ルギア君「・・・」
(バンギ君は逃げていった。どこに逃げたのかは定かではない。)
*1:ポケモン不思議のダンジョンのゲーム中ではでてこない架空のダンジョンです。
*3:ポケモン不思議のダンジョンにおいて、満腹になるリンゴ・・・のようなもの。『世界一』とくだものの『イチイ』をかけたものと思われる。
*5:ダンジョンではシンオウのポケモンは出現しないため、知らないのだと思われる。
*7:ダンジョン世界のどこかに潜んで、いつでもどこでも行けるように準備しているらしい。